こんにちは。いきなりですが、皆さんは競馬はお好きでしょうか?騎手の乗った馬により競われる競走競技、およびそれの着順を予想するもの。単にギャンブル、賭け事と思われるかもしれませんが、馬と騎手によってもたらされる感動や歴史に残る数々の名場面が生まれる、ロマンが詰まった競技です。
競馬では、みんなと予想をしてレースを観戦するのが一般的に馴染みの深い楽しみでしょう。ですが中にはもう一つの楽しみ方があります。それが「馬主」です。馬の所有者を意味する馬主ですが、著名人だと最近では北島三郎さんの所有馬、キタサンブラックであったり元プロ野球選手の大魔神佐々木主浩さんの所有馬、シュヴァルグランなどが有名でしょう。
競馬ファンなら誰しもが夢見る馬主ですが、それなりの資産がなければ馬主資格を手に入れることはできませんし、馬一頭を購入するのにも莫大なお金がかかります。
多くの人に「手が届かない」と思われがちな馬主ですが、馬主と同じような楽しみ方ができるサービスがあります。それが「一口馬主」です。今回はそんな共同出資サービスである一口馬主の魅力について語っていこうと思います。
一口馬主とは?
一口馬主とは、クラブと呼ばれる法人が、1頭の競走馬を分割して出資を募集する形態の、擬似馬主システム。
会員は所属するクラブの募集馬を選択して一口単位で出資を行い、さらにえさ代等の維持費を毎月口数に応じて支払う代わりに、レースで獲得した賞金のおよそ60~70%程度を口数に応じて受け取ることが出来ます。
法律的には、金融商品取引法の規定に基づき運用される、いわゆる商品ファンドの一形態ですが、競走馬というアスリートを通じて、競馬の世界をより楽しむという趣味・娯楽要素が強くあります。
引用:https://www.umadb.com/cont/
では、ここから先は
一口馬主の流れを、出資している馬「パラスアテナ号」に基づいて紹介していきます。
初出資
私は数ある一口クラブの中から「広尾サラブレッドクラブ(HTC)」で出資を始めました。
日々レースを見ていて知っていたのは「有限会社シルクレーシング」や「有限会社キャロットファーム」などでしたが、広尾サラブレッドクラブで出資を始めたきっかけは
- 入会金無料
- 1口の値段が安い
- 最大4口まで馬代無料
の3つです。
他のクラブは1口が10万以上するものが普通だったり大きければ100万円を超えるものまで多く初心者には手が出しづらいと感じてしまいました。
しかし広尾サラブレッドクラブでは1000人〜2000人で分けての出資なので一口が安いというのと、最大4口まで馬代が無料なので始めるにはハードルが低いと感じたので始めるきっかけとなりました。
会員証が届き無事一口馬主としての人生がスタートしました。
新馬戦
2020年1月26日に行われた新馬戦。いよいよ出資馬、愛馬がデビューします。普段楽しんでいるレースとは一味違った雰囲気。自分でも緊張しているのが伝わってきました。同時にこみ上げてくるワクワク感。例えるなら我が子の初めての運動会、と言ったところでしょうか。(20代独身なのでわかりませんが)
競馬場の掲示板に愛馬の名前が表示される新鮮さ。普段見るレースとは意気込みも違います。結果としては惜しくも2着でしたが初めての一口馬で2着は上出来でした。
初勝利
新型コロナウィルス観戦拡大防止策のため無観客で開始された未勝利戦。コロナ期間中でも止まることのなかった競馬。開催させることができたのは関係者各位のおかげです、この場をお借りしてお礼申し上げます。
今も忘れることのない福島3歳未勝利戦。過去2戦ダートを走ってきて惜しくも勝ちきれずにいましたが芝転向初戦。グリーンチャンネルの前で応援していました。
この1着の重みは他には変えることができないものです。5馬身差圧勝、というのも爽快でした。
一口馬主してるパラスアテナ1着…
長かったけどついに…!😂単勝も3000円持ってた、ありがとう!!
会員の皆さん、やりましたね!#広尾レース #パラスアテナ pic.twitter.com/PDaUTVzQC9
— #上京物語 (@jokyostory) April 18, 2020
ポストカードが届く
優勝すると広尾サラブレッドクラブから記念ポストカードが届きます。出資者しか手にれることのない貴重なもので、宝物です。
パラスアテナのカーネーションCのポストカード届きました!
次はぜひ重賞制覇バージョンが欲しいと言う欲が出ます…🤤 pic.twitter.com/bxf1FKiIh0
— #上京物語 (@jokyostory) July 16, 2020
未勝利戦に続きカーネーションカップでも勝利で2連勝。 出資馬に武豊ジョッキーが乗るだけでもびっくりでしたが2連勝まで飾り、驚きの連続を与えてくれました。
重賞挑戦
上京してくる前の話。まだパラスアテナがデビューする前の話。
(その頃はまだリナーシェに名前がなかった頃)初一口馬主を広尾で始め、勝運と馬の神様で有名な藤森神社で絵馬を書いた⛩
今では2頭とも無事デビューしてくれて、パラスアテナは重賞に登録し注目されるまでに。
夢は叶う🏇 pic.twitter.com/Ax7Sqyagyk
— #上京物語 (@jokyostory) July 2, 2020
デビュー前に競馬の神様で有名な京都の藤森神社で絵馬を書いていました。今では願い通り2頭とも無事デビューしてくれ、パラスアテナは重賞に出走するまでになってくれました。
牡馬相手にも怯まず4着に食い込んでくれたG3ラジオNIKKEI賞、秋華賞トライアルで2着で秋華賞への権利をもぎ取ってくれたG3紫苑ステークス、どれも刺激的でした。出資馬がメインレース、グレードレースに出走、競馬ファンの多くに目がつくまでに成長してくれて嬉しい限りです。
浅草のホッピー通りで飲みながら見てたんですけど、叫びすぎて周りに笑われたのはここだけの話です🤭 pic.twitter.com/0rS0JZNwSK
— #上京物語 (@jokyostory) September 12, 2020
G1秋華賞出走
そして迎えた大舞台、G1秋華賞。3歳しか出れない、一生に一度の晴れ舞台。そこに出資馬がいることに、レース直前まで夢のような気分でした。
愛馬がG1出走など夢にまで見ていなかった頃、桜花賞やオークスを見ていてデアリングタクトやウインマリリンなど強い馬がいると感じてたのでその馬たちと一緒の舞台に立てることが何よりもワクワクしました。
結果は鼻差で4着。直線で実況に何度も名前を呼ばれていたり、一瞬デアリングタクトを捉えたか⁉︎とも思えるほどの足を使ってたりで忘れられないレースになりました。
同じ出資者と盛り上がれる
一口馬主をしていて嬉しいことの一つに、「同じ出資者と盛り上がれる」という点があります。
ネットケイバの掲示板やTwitterなどでレース前から盛り上がれたり、馬の近況やプチネタを共有してくださる方が多くいらっしゃるのでレースがない日でも毎日が楽しいです。
一口馬主の1日
過去に一口馬主の1日をまとめた動画をYouTubeにアップしました。この動画を制作した際はコロナがまだ広まっていなく気軽に競馬場に行ける時代だったのですが、今では抽選で指定席を当てなければ足を運べない時代となってしまいました。
愛馬を現地で直接現地で応援することは難しいですがテレビの前で精一杯ロマンを追わせてもらいます!
一口馬主にはロマンやドラマが詰まっています。レースに出場して着順によっては賞金を持ってきてくれることも嬉しいですが、それよりも愛馬を応援する・みんなで盛り上がれるという、競馬の新たな楽しみ方を味わうことができます。
みなさんもぜひ一口馬主の世界を覗いてみてください!
オマケ
【あなたのそして私の夢が走っています】
馬券や勝ち負けとは違う何かがある。
“ロマン”
競馬にはロマンが詰まってる🏇
👉https://t.co/oaPZuXqRJ8#競馬 #競馬好きな人と繋がりたい #競馬好き pic.twitter.com/cRorqDoSHd
— #上京物語 (@jokyostory) June 21, 2020
「競馬はロマン」と言いましたが、 僕の好きな本を紹介します。競馬は実況でも楽しむことができます。一言一言が競馬のシーンをより熱くさせたり忘れられないレースにします。